金魚のしゅるいで「まぼろし」と呼ばれる金魚はいますか。
58で書いたしゅるいもそうですが、一度ぜつめつして現在ひんしゅかいりょうによって復元しようとされている大阪ランチュウというひんしゅも「まぼろし」といえるでしょう。

赤い金魚の中に黒い金魚などを入れると、色が変わると聞いた事がありますが、それは本当ですか。
基本的にそのような事はありません。しかし、考えられる事は金魚の祖先はフナであり、卵からかえった金魚がはじめは黒いフナ色をしています。その後、そだつにつれて赤い色に変わりますが、まれにその色が変わるのが遅い魚がいて、たまたまその魚が赤い金魚の中に入ったあとにに色が変わったのかもしれません。

テレビで見ましたが、光る金魚とは本当にいるのですか。
みずから光る金魚はいないと思います。しかし、光のあたり方によっては光るようにみえる魚もいるでしょう。

交配のしかたを教えてもらったら、私たちでもかんたんに出来るものがありますか。
金魚のひんしゅかいりょうは、産卵期が一年に1シーズンしかないなどの理由から、ふつう数十年かかります。そのためかんたんにできるものではありません。しかし、同じひんしゅどうしなどでの、はんしょくならがんばればできるでしょう。

人間にも優性遺伝というものがありますが（たとえば二重まぶたとか）金魚にもありますか。
金魚にもそれはあります。金魚の場合、祖先であるフナの形にもどろうとするもの（フナのような尾びれになる、せびれがはえる、目は出ない、頭にコブはでないなど）が優性遺伝で様々なひんしゅのとくちょう（開いた尾びれ、背びれがない、目が出る、頭にコブがでるなど）が劣性遺伝という事になります。

どのひんしゅとどのひんしゅを交配したらどんな金魚ができるのかくわしく教えてください。
三色デメキン×フナ＝朱文金（シュブンキン）　
三色デメキン×琉金（リュウキン）＝キャリコ　
三色デメキン×オランダガシラ＝東錦（アズマニシキ）
オランダガシラ×ランチュウ＝秋錦（シュウキン）

祭りの金魚すくいの金魚は、どんな金魚をえらばいいのですか。
元気に泳いでいて、色つやがよく、ふっくらとしている金魚がよいでしょう。底でじっとしていたり、水面でボーッとしていたり、やせて元気がない金魚はよくありません。

うろこは何枚くらいありますか。
なかなか数えた事がなく、そのような記録や話もきかないのではっきりした数は分りませんが、だいたいよそうでは600枚くらいだろうと思われます。

産卵はどうやってするんですか。
春になるとオスがメスを追いかけるようになります。そして、メスが水草などに卵を産んだしゅんかんに、オスがその卵に精子をかけてさんらんします。

金魚のふるさとはどこですか。
今から約500年前中国から伝わりました。

ランチュウはどうして「金魚の王様」なのですか。値段が高いから、大きいから、そだちがいいからですか。
多くの人を魅了して全国で品評会が開かれ、芸術品のようだからでしょう。また、値段が高いこともあるでしょう。

金魚には、どうしてひらひらする尾ひれがついているのですか。
たまたまそのような尾ひれの金魚が生まれ、それをめずらしく、貴重できれいだとして残していき、今のように多くのしゅるいと多様な尾ひれの形ができました。

金魚は、甘さ、辛さ、苦さなどしたでかんじることできるのですか。
したがないので味は分らないと思われます。

金魚は甘いおかしも食べるのですか。
食べるかもしれませんが、金魚のえさをあたえましょう。

ひんしゅかいりょうのけっか、今まで一番めずらしい金魚は何ですか。
浜錦（ハマニシキ）などは形が変わっていてめずらしいといえるでしょう。

水泡眼（スイホウガン）のふくろがわれるとどうなりますか。
リンパ液が出てしまい、ふくろはしぼみ、元にはもどりません。

金魚にはどんな病気が多いですか。
白点病、エラ病などです。

金魚の尾ひれが、2枚あるのはなぜですか。
たまたま生まれたものを残していったためです。